こんにちは。理事長です。
この頃おうち時間で気持ちのゆとりがでてきました。
いろいろ心配なことは尽きない世の中ですけれどね。
「心は豊かに過ごしたいものだな」と感じることが出来ている時間に感謝しています。
空いた時間で、今回もエクセルでプログラミングしてみましたよ。
先週は星の図形を動かしましたが、今日はサイコロを振るプログラムです。
これもとても短いプログラムです。
これは「~~の場合は□□する」という考え方を使っています。
状況に従って行動を変えることによって結果が変わるというわけです。
ね、短いでしょう?
これは「Select Case」といって、条件によって結果を変えたい時に使われる構文です。
ここでは、もう一つプログラム上でとても大切な【変数】というものを使っています。
【変数】というのは、自由に中身を入れられる「空の箱」のようなものです。
空の箱を用意して、好きな名前を付けます。この箱の中身が変わることによって結果が変わってくるのです。
ただ、この箱。入れる内容によって、タイプを決めてやらないといけません。
例えば、文字用の箱とか数値用の箱とかセル用の箱とか、決めて宣言しておきます。数値でも桁数や小数点を使うかどうかなどでも使えるタイプが変わってきます。
引っ越しの時に荷造り用の段ボールを分けるのと似ていますね。
私は n という名前の変数を作って「これは桁数の大きな小数点付きの数値が入るよ」と宣言しています。
この変数に、乱数を発生させる関数Rndを使った計算式で発生した数値を入れて、”●”をどのセルに表示させるのかを決めています。
乱数を使っているのでプログラムを実行するたびに、変数nの中の数値は変わります。というわけで「サイコロを振る」というボタンを押す度に”●”を表示する位置が変わって、サイコロの目が変わるということなのでした。
いかがでしたでしょうか?
最後に、今回出てきた【変数】はお仕事にもとても役立つのでご紹介しておきます。
エクセルでは「マクロ」といって、日常のお仕事を登録しておくとボタン一つで自動実行させることができるという機能があります。
これはカメラの録画機能と同じように、作業を始める前に「マクロの記録」というボタンを押すを、その後の作業が記録できるのです。
このときの記録は、実は自動的にプログラム(ExcelVBA)として書き込まれているのです。
これはプログラミングなど知らなくても自動実行させることができる、とても便利な機能です。
とはいえ、日常の作業といっても毎回全く同じではないことが出てきます。例えば、「請求書を作るのにお客様名を変えたい」とか、「データを絞り込むときに条件を変えたい」とか、etc・・・。
この、「全く同じでない」ところを【変数】に書き換えるのです。
これなら、一旦マクロの登録をしたものを少し変更するだけすみますから、プログラミングについて詳しく知らなくても、プログラムがなんとなく読める段階であれば、工夫することも可能ではないでしょうか?
『エクセルVBA 変数』というキーワードで調べて、お試しください~。
by 篠扶
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