こんにちは。藤吉です。
中学生の頃、友人が「世の中には【?】がいっぱいなのよ」と教えてくれました。
その友人はマンガから辞書まで読む子で、本当に幅広い知識を持っている人でした。
さて、彼女の言葉を思い出したのには理由があります。
最近、セミナーのお題として「質問力」というテーマを与えられたからです。
そういえば、就職面接を受ける時の注意点として、「最後に面接官から『何か質問はありませんか?』と尋ねられたら『なにもありません』はダメです。」とされています。
なぜ質問しなければいけないのでしょう?
それは、
1.応募者の意欲が感じられるから
2.質問の仕方に応募者のコミュニケーション能力が現れるから
3.応募者の興味・関心の方向性を知ることができるから
4.応募者の質問に答えることで、より詳細に説明できるから
等の理由があります。
では、「質問」することが、なぜ「意欲」につながるのでしょうか?
それは、そもそも「興味」や「関心」がなければ【疑問】も湧かないからですね。
そして、実は【疑問】ってある程度「情報」を持っていて、それに対する「自分の考え」もある程度持っていないと湧かないものです。
冒頭の彼女は、沢山の本を読んでいて世の中の情報を知って、自分の体験から得た考えも持っているからこそ、世の中が【?】だらけに見えたわけです。
というわけで、企業は応募者が自社のHPや業界情報を「興味」・「関心」を持って調べた上で更に【疑問】を持つ程自分なりに思考しているかということを、「質問」から受け取って「意欲」の度合いを測っているのです。
それにしても、2番目の「質問の仕方にコミュニケーション能力が現れる」というのは、ちょっと怖いですよね。私ならできるだけボロを出したくなくて、何もしゃべりたくないところです。
でも、ここは怖がらずに練習あるのみです!私と同じタイプの人は、前のブログにも書いたように「慣れてないだけ」ですから。
そもそも「質問」というものは自分の頭の中にあることを相手にわかりやすく、しかも短く伝えなければなりません。
そういう時に役に立つのは【共通理解】です。お互い「それは知ってる」ということは長く説明しなくて良いですから。
つまり、
① 具体的な事実を先に話して、(企業のサービスや企業理念、社会の一般的な状況)
② それについての自分の考えや希望を短く言い、
③ そのうえで疑問に思ったことを付け加えます。
そしてやはり、下準備はとても大事です。
その企業や業界の情報をたくさん調べて、疑問に思うことは浮かんだ順に書き出しておきます。そして、後で読み返して分類し重要だと思うことをトピックスとして抜き出しておきましょう。
このときも、疑問に思うためには自分がそこで働いている将来像をイメージすることが大切なのではないかなと思っています。やはり、本心では自分に関係の無いことだと思っていたら疑問は湧いてこないのだと思うのです。
3番目はそんなに心配しなくて良いと思います。
これは、企業と本人のマッチングの問題なので、面接官に自社に合わないなと思われたなら自分の将来像に合っていない会社なので「次行こう!」と思ってよいと思います。
ただし、失礼な質問はNGです。企業と言っても人が協力して創り上げている組織です。配慮は大切です。
4番については、企業も選んでもらう立場なのは応募者と同じということです。
より詳しく自分たちのことを知ってほしいと思っているのです。
応募者からの質問は、説明する側からは気が付かないことを気づかせてくれるという意味でとても有難いのです。
また、「よくそこに気づいてくれました!」と嬉しくなる質問もあります。「面接なのに思わず話が弾んでしまいました」なんていうことになるもの「質問」の威力なのです。
このような、気づく力は普段から周囲の変化を見つけることを意識しておくことで、癖づいてくる思考なのだと思います。
・気づくこと
・情報を得ること
・自分の体験と情報を基に未来を見つめて【疑問】を生むこと
・頭の中にある整理して伝えること
【質問力】のために必要なこれらのことは、すべて一朝一夕に身につくものではなくて、日々の積み重ねあってこそなのですね。
by 篠扶
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