こんにちは藤吉です。
仕事は基本的には、
「自分の出来ることをして、お役に立って報酬をいただく」ということなので、
仕事を見つける時には自分がどんなことが【得意】かということはとても大切な視点なのですが、実際働き始めると自分の【苦手】なことが業務の邪魔をするということが良くあるんだと思います。
例えば、「電話応対」や「話を整理して報告する」こと「挨拶や雑談」「業務の並行処理」「とっさの対応」等々
そして、そんな失敗に遭遇するとそれを【経験としてうまく処理】できずに、意識・無意識両面で悪影響を及ぼして失敗を繰り返してしまうなんてこともあります。人間ですもの。
しかも、そうなると、自己肯定感も下がってしまってできることもないような気さえしてしまう人もいるわけです。本当は【できることいっぱいある】のに、ですね。
でも、考えてみてください。
「話を整理して報告すること」なんて学校で習いました?
えっと、実は教育内容に組み込まれてはいるんでしょうけれど、これって実際はグループの中で発表が割と得意な人がやっていれば良いことだったりしましたよね。
「電話対応」なんて、今はほとんどの人がスマホや携帯電話の時代ですから、そもそも知らない人からの電話は取ったりしないし、自分から知らない場所へかける経験も少ないと思います。私が子どもの頃はリビングに電話があったので親が電話の対応をしているのを聞いていたり、親が留守の時には知らない人からの電話を取ったりする経験が多くの人にあったのですが、今は就職して初めて固定電話を見たという人さえいます。
「耳からの情報を処理すること」もですね。仕事では聞いてメモする必要があることって多いですが、学校や家庭ではそんな訓練はしていなくて、学校や塾では先生の板書を映せばよいですからね。
後で話しますが、耳からの処理は人によって得意不得意のタイプがあります。でも学校や家庭では気が付きにくくて、「人の話を聞いていない」とか理不尽に怒られた経験のある方もいるかもしれません。自分なりの練習や工夫をした方もいるかも知れませんね。
でも、だいたい、就職する前まではできないことはそのまま「できない」にしていてもなんとか暮らすことが出来ていたりするので、できないことがあっても落ち込んで終わりにしてたりしてませんでした?あとはなるべくそれに触れないように生活して。
というわけで、いろいろそもそも【やりかたを知らないこと】だったり、【慣れてないだけ】だったりするんです。
「挨拶や雑談」なんかも、もともとご近所づきあいや交友関係がそんなに必要ない環境で育っていれば、むしろ苦手で当然だと思います。
「仕事の同時並行処理」が上手な人は、もしかしたら子どもの頃から時間の使い方を工夫して暮らす習慣がついていた人かもしれません。
1回目うまくできなくても当たり前ですよね。
2回目、3回目になると少しはドキドキが前より減ってきて、次にはもっとうまく出来るようになります。
こんな自分なりの訓練をしているときのポイントは、人と比べないことだと思います。
人によって、もともとの特質として色々なタイプがあります。
・耳からの情報を処理するのが得意なタイプ人と苦手なタイプの人
・周囲の視覚の情報をたくさん取り入れられる人と、あまり取り入れない人
・視覚でも、視野が広いタイプの人と狭いタイプの人
・目に見たままを手や行動で再現できるタイプと再現が難しいタイプの人
・物事を具体的に具体的にとらえにくいタイプの人や
・逆に目に見えることはわかるけれど想像や創造が苦手なタイプの方もいます。
それから、事故等で脳に障害を負ってしまった方もいらっしゃいますね。
人によって持って生まれたタイプもこれまでの経験も違うのですから、成長の具合も違います。自分でいろいろやってみて、自分に合った方法を自分で見つけて工夫をしてみましょう。
前より少しできた!という自分の感覚を大事に感じてみてくださいね。
感じるのが苦手な方は記録として残してみてください。記録するのは前との違いです。
レベルを数字として現わすのも良いですね。
もう一つポイントは、成長する時は上昇直線ではないということです。
上がったり下がったりしますし、ず~っと同じ場所にいるような気がする時もあります。
でも諦めなければ、必ず最初の頃よりうまくなっているのです!
苦手なことがすごく得意になるということはそんなにないかもしれませんが、慣れれば、前より少しは上手になれるので、とても嬉しくなります。
あ、でもすごく得意になった人もいますよ!
慣れてなかったことに少しずつ慣れていけば「できない」気分から自由になれます。
そうして、できる事をたくさん活かして仕事の場面で輝きましょう!
脳機能に障害を負ってしまった方でもリハビリによって改善してきます。損傷してない部分にシナプスが伸びていくそうです。人間の脳力ってまだまだ未知の力があるんですね。
補足ですが、お子さんの脳機能の成長は人それぞればらつきがあります。
例えば文字の認識が苦手な子は、脳の思考力の分野が先に成長しているだけだったりしますし、発話が遅い子が、ある日突然文章で話し始めたりもします。
お子さんのタイプや得意なことは、長い目でみて決めつけずにサポートしてあげて下さいね。
by 篠扶
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