藤吉です。
人生の中で、自分にはどうしようもできない状況って起こってくることがありますよね。
そういう時には、それを何とかしようと思う「思いを手放しましょう」と言われますが、なかなか、その【手放す】ができない。どうしたらいいんだろうと思うことが私自身もありますし、相談者さんからも言われます。
今日は、【手放す】の感覚を少し体感出来たように思ったので、シェアしますね。
実は、この3週間程マインドフルネスをさぼっていました。
マインドフルネスをしなくなって2週間くらい経つと、もう兆候が表れ始めましてね。
どんな兆候かと言うと、優先順位がつけられなくなったり物忘れが激しくなったりしだしたのです。
あ、これはまずいぞ・・・と思いつつ、更に1週間せずにおりました…なにしろ、頭の中が忙しいので、意識して計画しないとたった10分の隙間時間を見つけることが出来なくなってしまっていたのです。
そして、今日、やっと久しぶりにマインドフルネスやりました。
やはり、すごく頭がすっきりしました。とはいえ、もちろん1回で3週間前の状態には戻っていませんけれどね。
そしてやはりたった10分間の間に、あれこれ、いろいろ、さまざま・・・浮かんできましたよ笑。
そのたびに【呼吸に戻る】・・・をやるのですが、しばらくさぼっていたせいか、「呼吸をしている感覚に戻る」のもなかなか難しかったので、「考えを葉っぱにのせて川に流すイメージをする」を使ってみました。
これは、マインドフルネスのやり方の中でも定番の「今ここ」に戻る手法なんです。
私も何度か使ったことがありますが、さぼる前は結構継続して行っていたのでこのイメージに頼るまでもなく呼吸に戻ることが出来ていました。ですので、今日はひさしぶりに川に流すイメージの効果を実感することが出来たんです。本当に考えが流れていって、【体感覚】に戻ることが出来ます。ただ、またすぐに次の考えが浮かんできてしまうのですけれどね。そうしたら、また、イメージの中で葉っぱに乗せて流すだけです。その繰り返し、それが「考えを手放す」訓練になります。
思えば、私たち日本人はご先祖様の時代から(いつからか知りませんが)「水に流す」と言う言葉を使いますよね。
現実の生活の中で起こってくる物事は、「水に流したくない!」とか「水に流してはいけないことだ!」と思うこともあるのかもしれませんが、ご先祖様方は経験の中から「起こってしまった過去を悔やんだり恨んだりしても元に戻すことはできない」、「これからの生活を良い方向へ変えたい」という想いに共感する人が増えて、この言葉が使われるようになったのではないでしょうか。
先ほどにわか雨がありました。
たとえば洗濯物を干したまま外出していたとしたら、「なんでさっきまで晴れていたのに雨が降るの?!」と怒るでしょうか。それとも、「天気予報を確認していなかった私ってバカ…」と落ち込むでしょうか?
一瞬そんな気持ちになるとしても、人間に天気を変えることはできませんし、もう過ぎてしまったその過去を変えることはできません。
私、相談業務の中で、いろんな方の過去の経験をお聞きすることがあります。
その中では「そんな大変なことをどうやって超えていらしたのですか?」と聞き返したくなることが度々あります。
多くの方は、「その時は必死で」とか「家族がいたから」とか「おかげさまで」とおっしゃいます。
私には想像もできないような大変な事柄を、その方は超える力を持っていらしたんだなあと思います。
それって、たぶん、自分の思いはひとまず横へ置いておいて、将来の生活や大切な人の為にその日々を必死に過ごしておられたということなのでしょう。
そして、諦めなかったから「おかげさまで」と言える今の状況があるんだろうなと思います。
だから、今現在の状況が本当にたいへんな方には、ひたすら、一番望む状況を願いながら出来る事をすることをお勧めしています。
努力は充分にしているのにも関わらず物事がうまくいかないのであれば、「引いたら開くはずのドアを一生懸命押していた」なんてこともあるのかもしれません。
未来に対する不安も過去と同じで、心配したり不安に思ったりしていても、未来を良い方向へ変えることはできませんから、むしろ「不安」を水に流しましょう。
「不安」を一生懸命つかんでいる力をちょっと抜いて、自分はきっとそう(希望する姿)なるんだと、まるで呼吸をするように疑いもなく生きていれば、朝日が昇るように「おかげさま」が向こうからやってくるような気がしているのです。
「そんなこと…魔法じゃないんだから」と思うでしょうか?
でもこれって、引き寄せの魔法なんかではなく、「今ここ」にいる自分が幸せになる姿をしているから未来はそのまま生まれてくるってことで、当然のことだと思うのです。
人間が生まれる前の姿も、お腹の中で進化の形を通った後、人間の姿をして生まれる時を待っています。
なかなか、思うような状況にならないなら、【まだ】その時ではないだけなのかもしれません。
一生懸命何とかしようと頑張っている肩の力をちょっと抜いて、その想いを水に流す。
それが手放すということなのかもしれないなと思ったのでした。
「幸せの形は似ているけれど、不幸は人それぞれ」なんて言葉がありますが、
人の性格やタイプはいろいろであっても、【幸せになる方法】は似ていて、自分で何とかしなければという思い込みを「手放」して「おかげさまで」と言うことなのかもしれないなと思いました。
by 篠扶
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