子どものころに好きだった本は何ですか？

『皆さんが、子どものころに好きだった本は何ですか？』

 

こんにちは。「マインドフルネス」「食と健康」講座担当のケイコです。

 

私は小学生のころ、青い鳥文庫の｢クレヨン王国」シリーズが大好きでした。

「クレヨン王国の12か月」という作品から始まるこのシリーズは、その名のとおりクレヨン王国という架空の世界を舞台にしたファンタジーです。

物語がとても面白くて、こんなお話を書いた人はすごい！と子どもながらに感動し、作者の福永令三さんにファンレターを出しました。

（ファンレターを出したのは、人生で福永先生だけです）

 

出版社宛に送ったものの、ご本人に手紙が届くかどうかもわからない。

ファンレターのお返事なんて期待していなかった。

 

ところが、福永先生から直筆のお返事（ハガキ）が来ました。

相当嬉しかった私は、嬉しさのあまり、そのお手紙にまたお手紙を書いてしまった笑

 

子どものころから虫や生き物が大のニガテだったので、

「虫が怖いです。どうしたら好きになれますか」

と先生に相談したのでした。

（先生はご自宅の住所からハガキをくださったので、今度はダイレクトにお手紙）

 

今考えると、先生も相当お忙しかったと思うのに、子どものお手紙にまたていねいに答えてくださったのでした。
先生からは、

「虫には毒を持っているものもいるから、本能だと思いますよ。怖いのはヘンではありませんよ。でも、テントウムシなんかは可愛いと思いませんか？」

という優しいお返事。

 

結局、今だに蚊も素手ではたたけないくらい苦手なままですが…
か弱いお嬢さんだからではなく、ただ単に、本気で気持ち悪い😂

与論島での一人旅で、サトウキビ畑？を自転車で疾走中にバッタの大群に突っ込んだときは卒倒するかと思いました笑

 

 

先生にお手紙をだしてから数十年。

先生はお亡くなりになられましたが、子どもの頃にもらった先生からの２枚のハガキは、今でも私の大切な宝ものです。

 

さて。

子どもの頃に好きだった本を思い出したのにはきっかけがあります。

理事長の藤吉さんと「価値観ワーク」というのをやっていたとき、

その中の質問に「子どもの頃に好きだった本は？」という項目があったからです。

 

真っ先に思い出した「クレヨン王国」。

なのに、時間が経ちすぎたのか、過去のことをあまり覚えていない私の性格のせいなのか（記憶まで断捨離しがち）、内容が全然思い出せない…。

 

「クレヨン王国が舞台」

「クレヨンがしゃべった」

「お姫様が出てきた」

「小さい女の子が主人公だった気がする」

情けないほどの記憶力…
（天国の先生ががっくりしそうです💦）

 

でもですね。

小学生の私が強烈に好きだった本。

ファンレターを出すほど、自分の心に何かを残した本。

子どものころに好きだった本は？と聞かれて迷いなく答えられる本。

 

ということは、物語の中に、今の自分を形づくる大きな影響があったはず。

そう思ったら、「大人になった私」で、あらためてその本を読んでみたいと思いました。

子どもの頃の自分に再会できるかも？との好奇心もあり。

 

みなさんが、子どものころに好きだった本は何ですか？
なぜその本に心が動いたのか…

それを思い出すと、今の自分の再発見になるかもしれませんね😊