こんにちは。キャリアカウンセラーの藤吉です。
今日は、先日「自分の成長に気づく」経験をした話をしたいと思います。
心理学用語に【モデリング】と言う言葉があります。「誰かの行動や動作を見本(モデル)にして、同じような動作や行動をすることで、その人のように変化・成長することが出来る」と言う考え方です。子どもは大人をモデリングして成長すると言われます。女の子はよくお母さんのまねをして「小さいお母さん」なんて言われた時期があったりします。
実は、大人になった私はこの【モデリング】に抵抗を覚えていた時期があります。
「自分は自分なんだから、誰か他の人になりたいなんて思わない」と思っていたのです。
そんな私が、先月とある心理学系の勉強会でモデリングのお題が出た時、とてもすんなりとある芸能人をモデリングしてみようと思いついたのです。
自分の変化に驚いて、どうして変化が起きたのかを考えてみました。
以前の私は、「自分でありたい」言っていたけれど、本当は「自分になりたい」と思いながら「自分」と言うものが良くわかっておらず「自分探しをしていた」状態だったのだと思います。本当の意味で「今ココの自分」を認めてあげられていなかったのです。
今ココの自分を認めてあげられたとき、この私に何をつけ足せばもっと理想の自分になれるだろうかということを素直に認められるようになったのだと思いました。
「自分」と言うものがしっかりあるから誰かをまねする必要がない、のではなく逆だったのですね。
「自分」に自信がないから、誰かに取り込まれてしまうのが怖かったのです。
モデリングできるようになった私は、誰かの良いところを取り込んでみようと思えるくらい、自分の事が好きになれているようです。
そんなことに気づくと、過去の自分を振り返ってみても、以前は後悔と自己嫌悪が大きかったのが、今では、その時なりの精一杯で頑張っていた自分をとても愛しく思えてきたりもしました。
今でも至らぬところ満載の自分ですが、素晴らしい人たちの良いところを取り込んで成長している自分の未来を楽しみにすることが出来るようになりました。
やっと歩き始めた赤ちゃんを見ると「がんばったがんばった!えらいね~!」とほめてあげるような気持ちです。すいません(汗;)本当は半世紀以上生きてしまっていますが…。
では、どうして半世紀以上生きた自分を、能天気にも赤ちゃんと同じように感じられるようになったのかというと「心理学」の学びと、コロナ禍で少し時間にゆとりができたおかげだったと思います。
これからのブログでは、私を助けてくれた心理学のいろいろな学びについて書いていきたいと思います。生きづらさを感じている方のちょっとした参考になればうれしいです。
by 篠扶
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