ロンドンに行ってきました②トイレ事情

ロンドンのトイレ事情

 

ロンドン、というかヨーロッパ全体で多いことのようですが、日本人が行ってまず驚く、というか困ることが多いのが・・

 

1、公衆トイレが少ない!!!

 

公衆のトイレがとても少ないです。地下鉄の駅などにはトイレはなくて当たり前。地上を走る電車との乗り継ぎのできるかなり大きな主要駅にたまーーーにあるくらいです。

大きなデパートなどに行けばトイレはありますが、一度3階建て程度のちょと大きめのショッピングモールで買い物した時にトイレが見当たらなかった時はびっくりしました。さすがにこのサイズの店の規模でトイレがないはずはない!と思って店員さんにトイレの場所を聞いたのですが、お客が使えるトイレはないそうで、「道を渡ったところにマクドナルドがあるからそっちに行けば?」と言われました。言われたとおりにマクドナルドに行って、さすがに何も買わずにトイレに入れないので飲みたくもないのにコーヒーだけ注文し・・とりあえずテーブルにおいて・・と思ったら満席でどこにも置き場がなく、結局コーヒーを持ったままトイレの個室に入り、さすがにトイレに持って入ったコーヒーを飲む気にもなれず、そのままコーヒーをトイレに流して出てきたことがあります・・・、あぁ、もったいない。

 

 

2、無料の公衆トイレが超少ない!!!

 

大きな主要駅に行けばたまに公衆トイレがあるのですが、その多くは有料だったりします。だいたい20ペンスから25ペンス程度が必要です。必要な金額だけの硬貨を機械に入れるとトイレへのバーが開くような仕組みになっているところが多いですね。日本円にすると30円~40円程度なのですが、ロンドンではキャッシュレスがかなり進んでいるので、カードさえあればたいがいの支払いは出来てしまうので、現金を使うことがほぼないのです。なので、気を付けておかないと到着後数日たっても小銭は持っていない、という状態になります。たまに出会う貴重な公衆トイレですから、有料でもここはぜひ使っておきたいところですが、小銭が必要な場所のくせに両替機も置いていないことの方が多いので、かなり困った事態に陥ります(笑)なので私はロンドンに到着するとすぐ、そのお手洗い用の小銭を手に入れるためだけに、コンビニ等で一度何かを現金でお買い物をします。そしてお釣りをもらう時に「20ペンス硬貨をまぜてください」とお願いします。ただ、コンビニも自動レジ化が進んでいるので、自動的にお釣りが出てきて20ペンス硬貨がうまいこと入ってなかったりもするので、その時はホテルにチェックインするときに両替してもらって、「20ペンス硬貨を多めに入れてくださいね」とお願いします。そしてその後も、たまに現金でお買いものすることがあっても20ペンス硬貨はお財布に常に残るように気を付けて支払いをします(笑)

 

 

2、男女共用トイレが多い

 

防犯の観点からなのか、ジェンダーレス社会への適応なのか、公衆トイレが男女共用率が高いのにも驚きます。

最初から入口が一つしかないトイレもありますし、右の入り口と左の入り口、と入口が二つに分かれているのにもかかわらず、どちらの扉にも男女共用のマークがついている、ということもありました。

最初はちょっと落ち着きませんが、人というのは慣れる生き物のようで、数日するとまぁ、そんなものか、と思えるようになりました(笑)不思議なんですが、男女共用のトイレでは共同の手洗い場のようなものはなく、個室の一つ一つに鏡と手洗いスペースが付いているのが当たり前のようでした。

 

また、これは完全に防犯なのでしょうが、すごく大きな駅のトイレで、ここは男女が分かれているトイレだったのですが、女性用トイレの中で、すごく大きないかつい男性警備員が仁王立ちして警備していたことがありました。トイレのドアの内側、列を作って個室の順番待ちをしているその場所に警備とは言え男性が仁王立ち・・・・その場にいる女性たちは誰も気にしていない風でしたが、私にとっては見たこともない光景でした。

 

3、「トイレ」の言い方

 

一般的に「お手洗いを英語で言うと"rest room"または"bath room"ですよ」と習うことが多いと思います。

アメリカでtoilet、というと便器そのものをあらわしてしまうので、「toiletはどこですか?」ときくと「便器はどこですか?」になってしまいます。が、イギリス英語では、トイレは普通に"toilet"です。私はrest roomという呼び方に慣れてしまっていたのですが、一度、ロンドンで「rest roomはどこ?」と聞いたら「・・・それってtoiletのことかな?」と確認されたことがありまして、それ以来、イギリスではrest roomという言い方をしないようにしました。

また学校ではトイレを表す単語として、"lavatory"を習うこともあると思いますが、あまりこの言葉を使ている人を見ることはない気がします。表示としてはたまに見かける程度です。とても堅い表現のようです。

日本人におすすめのおトイレ表現として、"toilet"のほかに、"loo"という言い方があります。カタカナにすると「ルー」です。toiletよりちょっと上品な響きの「トイレ」という意味です。日本語にすると「お手洗い」のようなちょっと婉曲表現です。発音もしやすいので、"loo"という言葉を使ってみるのもオススメですよ。

 

posted by 英語担当 加純

 

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